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新卒研修で差をつける!ソフト面のスキル向上方法と近年の新卒研修の傾向

人事担当にとって一大イベントの新卒研修。仕事のスタイルや使うツール、文化の変化に伴い、毎年のアップデートに悩む方も多いのではないでしょうか。社会人の最初のインプットとなる新卒研修は、企業のためにも新卒社員のためにも重要なイベントです。

この記事では、主に活躍できる人材になるために必要な、「ソフト面のスキル」の研修と、近年新しく取り組まれている内容、そして今ではどのような職種でも必須とされるデジタルリテラシーのスキルについてご紹介します。

企業が新卒研修で重視するソフト面のスキル

企業が新卒研修で身に着けてもらうべきソフト面のスキルの代表的なものに、コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、リーダーシップの4つが挙げられます。これらのスキルは、どの業界でも必要とされる能力であり、また仕事との向き合い方や社員と組織の成長に不可欠なものです。

1. コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、社内での情報共有やチームワークの基盤となる重要なスキルです。また、社会人になって初めて経験する方も多い、クライアントとのやり取りやプレゼンテーションの場面でも大変重要です。
コミュニケーションスキルを身に付けるには、知識とともにワークショップなどによる実践がお勧めです。なぜなら、コミュニケーションは一方通行ではなく相手に合わせた対応力が求められるためです。実践形式で学ぶことで、相手やシチュエーションに応じた対応力を学ぶとともに、参加者同士のコミュニケーションの活性化や人前で発言することに慣れるなど、さまざまな良い効果が得られます。

2. 問題解決能力

問題解決能力は、業務上の問題に関する課題を発見し、解決していく力のことです。新入社員が自らロジカルに考え、行動する力を身に付けることを目標とします。
現状の課題の発見と整理の仕方、本質的な解決とは何か?の考え方、解決する手順など、知識を習得してもらうとともに、実際の業務に沿ってシミュレーションするなどの研修もよいでしょう。新入社員が直面する可能性のある問題を解決するトレーニングを行っている企業もあります。

3. チームワーク

新入社員が組織やチームの一員として、自分に求められることを理解し、チームで大きな成果を上げるための研修です。新卒のうちは、与えられたことをできるようになることばかりに注力しがちですが、自身がチームにどのように貢献するかという視点をもつことで、組織力を高める力が備わります。
チームとは何か?から始め、チームの中で自分がどのような役割になれるか?なりたいか?を意識していただくことをゴールにするとよいでしょう。

知識に加えて、役割を決めて取り組むグループワークやディスカッションを取り入れた研修も効果的です。

 4.リーダーシップ

新入社員がリーダーシップを発揮するのは難しいのでは?という声も聞きますが、リーダーシップは考え方や行動の習慣のようなものです。コミュニケーションや問題解決力とともに養われるもので、自分で行動できる力を養います。

実践も重要ですが、実はリーダーシップに関しては理論を学ぶことも非常に重要です。なぜそうしなければならないのか?という動機付けを学ぶことで、自分の行動に落とし込み、習慣にしやすくできます。

近年の新卒研修の傾向

業種にもよりますが、近年の新卒研修は、就業スタイルの変化により柔軟なアプローチが求められています。例えば、オンラインとオフラインのハイブリッド形式やメンター制度の導入、アウトプットの機会など、過去の集合一斉型の研修から大きく変化しています。また、一定のデジタルリテラシーを得るためのカリキュラムも取り入れられています。

オンラインとオフラインのハイブリッド形式

テレワークが取り入れられたことにより、住所を問わず採用されている企業もあります。ハイブリッド形式の研修ならば、場所にとらわれず研修を行うことができます。知識の学習はオンラインで実施し、オフラインの方が効果的なワークショップなどは出社する、などのハイブリッド形式での研修を取り入れている企業もあります。
住んでいる場所の問題でよい人材を採用することができない、といった機会損失を、最小限にする効果もあります。

メンター制度の導入

メンター制度のような個別支援の制度も普及し始めています。新入社員が業務に早く適応するだけではなく、キャリアの方向性や人間関係などのサポートを提供します。1on1などの定期的な面談を実施している企業もあります。
なんでも相談できる年齢の近い先輩は、新入社員にとって非常に心強いものです。離職率の低減といった効果が出ている例もあります。

アウトプットの機会

インプットの機会が多くなる新入社員研修ですが、アウトプットの機会を作ることが近年は多くの企業で取り入れられています。前述のワークショップやディスカッションもそうですが、何かを企画していただき、社内にプレゼンテーションしてもらう、などの社内を巻き込んだ実践的なアウトプットを取り入れることで、新入社員の経験となるとともに、新卒研修に対する既存社員の当事者意識が形成されたり、新入社員が顔を覚えてもらいやすくなる効果も期待できます。

デジタルリテラシー

Office製品やメールなどに加え、経理や人事、申請などあらゆる業務がデジタルを通じて行われるように変化しています。メールやチャット、オンライン会議など、デジタルのコミュニケーションやマナーも変化しつづける近年では、デジタルリテラシーの研修も毎年アップデートが必要です。

また、デジタルの使い方と同時にリスクを知ってもらうようにしましょう。例えば、学生時代に関与することの少ない、個人情報などのデータの取り扱い方法や、企業を狙ったサイバー攻撃への対処などは組織の大きなリスクとなります。メールの送受信ひとつとっても、気を付けるべきことがあります。
社会人経験の浅い、新入社員を狙ったフィッシングも観測されており、入社時のセキュリティ教育と訓練は必須と言えます。

様々な事例やリスクを紹介すると同時に、知識のテストやメール訓練などで今の状態を計測することをお勧めします。

まとめ

今の世代の感じ方や学びの姿勢も変化しています。また、周囲を取り巻く環境、とりわけデジタル環境の変化はビジネスの文化そのものを変えたり、これまでになかったリスクが生じる場合もあります。
毎年研修にお悩みのご担当者も多いかと思いますが、時代の変化に合わせて見直しつつ、新入社員の定着と成長を促し、組織の成長につながることを願っています。

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